統括事務長・管理職事務長制度で何が変わったか?

 「統括事務長・管理職事務長制度で何が変わったのか?」を理解していただくために以下、まず2点を書きます。
① 教育委員会や校長会等とのコミュニケーションのスピードが上がりました。
 教育委員会への政策提言やお願いをするためには、「信用」がベースになければ通りません。これは、社会全般に言えることで何も教育界に限ったことではありません。信用に足る人か若しくは団体かは、人間関係とコミュニケーションの基礎になるものです。管理職としての権限を持つことで時間等のコミュニケーションコストが大幅に簡素化されました。

② 義務制の管理職事務長は、プレイング・マネージャーでありプロデューサーです。
 義務制の学校事務職員は、一人配置で何でもこなしてきたためにプレイヤー意識がなかなか抜けません。ところが、管理職になるということは、マネージャーになるということです。しかし、義務制学校現場の事務職員は、共同実施加配等により少しずつ増えてきたといっても飛躍的に人数が増えたわけではありません。意識は、マネージャーにシフトしてもプレイヤーとしての仕事は残ります。人数がいないのですから当たり前のことです。義務制学校独自の“プレイング・マネージャー”としての文化と意識を形成していかなければなりません。
 また、マネージャーですから“政策形成能力”が必要です。これを持っているからこそ、学校現場への権限移譲ができるのです。市町の首長部局や教育委員会にマネージャーとして政策形成能力をもっていることを証明してこそ、権限移譲のレベルへ進展できるのです。政策形成ができる事務室経営が目標です。

コミュニケーションのスピード化
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中小企業の取り組みに学ぶ

 産業構造の大きな変化の中で、自らの組織体を変革し生き残っていくのは、たいへんな努力を要することです。中小企業が、将来への展望をもって模索していることから学ぶべきことがあります。つまり、中小企業は人員も少なく技術的・資本的能力に限界があります。また、企業のオーナー等の困難な関係もありますので、これを解決する手段として、すぐに合併というわけにもいきません。これを解決する手段として「企業間連携」から始めて、中小企業の数社を一つの企業とみなして、分業のみならず、統一的な業務推進に取り組む「One Factory」の試みが行なわれています。
 私たち小中学校の事務室現場の限られたスタッフで行っている仕事は、高等学校や大学と比べて、どうみても中小企業そのものです。つまり、私たちが数校集まって行っている共同実施もまさに「One 事務室」を想定した取り組みであるといっていいでしょう。
 しかし、「連携」のみで行政組織法上の「責任ある仕事」の受け皿になるかといえば、そこが問題なのです。行政組織法上の「責任と権限」を持ってくるためには、組織の責任者・代表者としての「事務長」の存在が不可欠なのです。共同実施は、フラットな組織イメージでは続きません。存続し、社会的な存在価値を認められるためには、強力なリーダーシップを身につけ、「責任と権限」を所持する事務長を中心として本格的組織に発展する必要があります。

仕事(学校事務業務)で大切なことは何だろうか?

 学校事務職員として仕事を始めるときに、心しておくべきことは何でしょうか?勿論たくさんあり、集約することは難しいのですが、若い人を指導するときに、次の3つを心がけてくださいと申し上げています。

① 正確さ … 言うまでもない内容です。
  
② 迅速さ … 当然のことですが、職務上位者から指示された時は、よほど緊急の業務に携わっているときでない限 り、優先的に行う。すべての業務は、早く着手する。仕事は、手早く行う。(スピード感ですね)
※ 仕事が進まない人、他の事務職員と比べて仕事が遅い人を見ていると「はじめの一歩」を踏み出せない人が多いことが分ってきました。「この業務を早くしなければいけない」とは思うものの、開始を一日、一日と先延ばしにするうちに、きっかけを失って業務が大幅に遅れたり、全く手がつけられなかったこととなっているようです。
 「はじめの一歩」は、「やる気」が重要な要因ですが、これは仕事の期限や責任感、興味などが関わってきます。「自分は遅いほうである」という認識がある人は、特に、自らのモチベーションをコントロールして仕事に向き合う姿勢を持たなければなりません。

③ 誠実さ … この誠実さが難しいです。
 「誠実さ」とは、まず、人のせいにしないことです。次に、嘘をつかず(正直)、ごまかさず(真面目)、真剣に人のために尽くす(真心)こと、また、そのようの行動することです。

 プロの事務職員であるならば、まず、この3つを身につけることは基本だといえます。

北川副冬まつり=ほんげんぎょう

 今年も城南豊夢学園コミュニティ・スクールと北川副公民館がコラボして行っている「北川副冬まつり」が開催されました。メインは、毎年行っていますが写真の「ほんげんぎょう」です。子どもみこしや出店もある中、地域のつながりで佐賀東高校なぎなた部の演舞、城南中学校吹奏楽部の演奏が行われました。佐賀大学付属中学校の出展参加もあるなど地域的な広がりがみられた催しとなりました。
260112北川副ほんげんぎょう

明けましておめでとうございます。

 本年から始まった統括事務長業務を紹介します。義務制における統括事務長の設置と業務推進は、他県にはあまり例がないかもしれません。しかし、ほぼ1年間統括事務長業務を行ってきて、県全体の共同実施が、本来の意味で組織的・有機的に結びつき「ステップを一段階上がった」実感を持つことができました。統括事務長のリーダーシップによる県全体の学校事務ガバナンス形成は、レベルアップしています。

(導入の目的)は、
 学校をめぐる環境の複雑化・多様化のなか、事務部門を広域的に統括する事務長(統括事務長)を設置することにより、教育活動面での実践を支える事務部門の強化を図るとともに、事務職員の学校経営への積極的な関与により学校活性化をさらに推進する。
   ・・・となっています。

(職務内容)は、
 事務長は、学校運営支援室内の学校の事務業務・事務職員を管理監督・総括し、各機関との調整を行いながら学校教育の活性化を図るのに対して、統括事務長は、地域内の学校運営支援室間の共通する問題や地域の特性に根ざす問題等を組織的に解決していくために設置する。
 統括事務長の職務は、地域内の事務部門のリーダーとして学校運営支援室の取りまとめや指導助言及び学校運営支援室間の連絡調整を行うとともに、研修を実施するなど事務職員の資質向上等に指導的な役割を担う。
    ・・・とされています。

〈主な職務(例)〉は、
① 事務職員の研修体制の充実と資質向上
② 地域内の学校運営支援室の取りまとめ及び業務内容の調整、指導・助言
 ・学校運営支援室長連絡会議の定期的開催
 ・県費旅費等の市町を超えた広域での調整
 ・共通した学校運営支援 … 学校集金処理、市町会計処理、教科書給付事務など
 ・諸帳簿の統一化推進
 ・諸手当認定事務等における指導等
③ 支援室長(事務長、事務主幹)の指導・育成
④ 危機管理対応
⑤ 教育委員会への施策の提言
    ・・・などとなっています。

 ほぼ一年近くがたとうとしていますが、統括事務長5名が団結・協力し合ってほぼ全項目に着手し、一定の成果を上げることができました。項目によって達成度(進捗率)が、100%から10%程度まで差はありますが、学校事務が全県的に同じベクトルで組織的業務推進の方向に動き、一段も二段もステップアップしてきたという実感を得ています。PDCAを見直し検討する時期ですが、各項目をcheck、action(改善)し、「学校事務改革をさらに推進していく」確信を得ました。
26年正月お花飾りたいコーナー
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