中学校の職員室の在り方を考える。

 戦後、中学校の職員室及び教室のあり方について議論がありました。現実には、従来型の「統合型職員室による特別方運営が大半を占める中、いろいろなパターンの職員室方式が提案にありました。具体的には、
① 統合型職員室による特別方運営 … 従来の一般型
② プラトーン型運営 … 普通教室使用グループと特別教室使用グループに分けて運営する。
③ 教科教室方運営 … すべての教科に専用教室が割り当てられる。別に生徒用のロッカールームやホームベースが設置される。教員の空間は、通常、教科ごとの職員室が設置される。
④ 教科センター方式 … 教科用オープンスペース、教科職員室などから構成される。③との一体型が多い。
  などです。しかし、結論を言えば、①の形が最適のようです。奇抜な形の校舎が評判をよんだりしますが、結局ユーザー視点からは、離れているようです。学校で使える光熱水費やランニングコストの面から言って、Simple is Best. となるようです。
 この問題を扱っている、素晴らしい著書があります。以下、紹介します。是非、手にとって見てください。
  「中学校職員室の建築計画」 藤原直子 著 九州大学出版会

中学校の職員室
スポンサーサイト

共同実施と人事について

年度末が近づいてきました。人事異動の季節となります。共同実施成功のためには、事務職員側の意識改革だけでなく、人事などが絡む県・市教委の協力体制が必要です。人事に関する権限とまでいかなくても事務職員の代表である統括事務長(管理職である必要あり)に人事のヒアリングを行い「これを最大限活かした人事異動をする」などがないと共同実施体制が揺らぎます。過去に上手くいっていた共同実施が、四月の異動で空中分解した例がいくつもありました。
 このようなことから、権限を持った(教育事務所副所長併任など)管理職統括事務長としての事務職員代表の存在意義があります。だから、共同実施の責任者は、輪番制などではなく試験や人事評価などによりリーダーシップとマネジメント能力を証明された管理職でなければなりません。
 私たちは、このような観点で改革を進めてきました。
共同実施と人事異動

ソーシャル・キャピタルをマネジメントする。

 近年、ソーシャル・キャピタルに注目が集まっている。ソーシャル・キャピタルとは、社会の信頼関係、規範、人間関係、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念である。これは、直接眼に見えるものでないために学歴や技能などの人的資本として履歴書に記されることもない。だから、重要であるにもかかわらず、注目されにくく、評価の対象にもなりにくかった。
 しかし、仕事の成果は、複雑な人間関係を巧みに処理するソーシャル・キャピタルをマネジメントする能力に大きく依存することが分かってきている。このマネジメント能力は、コンピテンシーの大きな部分を占めているのかもしれない。 
ソーシャルキャピタル