事務職員としての学校経営への参画

 若い学校事務職員から「事務職員にとって学校経営への参画は、どうすればできるのでしょうか?」と聞かれることがあります。難しく考える必要はありません。学校事務職員は、職務として財務の執行・管理や情報の処理などの仕事をしています。これらの職務を通じて、各学校の教育目標達成のために学校事務職員(事務室総体)とし何ができるかを考え、その手段を尽くすことが「学校経営への参画」であるということができます。
 言うまでもなく、県費事務に終始したような業務や共同実施を行っていれば、学校経営への参画という発想は出にくいのかもしれません。学校の財務をグリップし、情報処理と発信などを行っていれば、当然のように「学校経営への参画」は、意識に上ります。これは、共同実施の教育支援についても同じことが言えます。
 次のような説明をすることもできます。
【学校経営の中心である校長の職務は、大きく分けると次の3つになります】
① 教育課程の管理(子どもや保護者との問題を含む)
② 教職員(学校職員)の人事管理
③ 施設設備と予算の管理(給与・旅費を含め学校運営費、徴収金など)
 事務長でなくても、主事であっても③の分野で校長の学校経営支援を行うことが、まず、学校経営への参画であるということができます。これを続けていれば、校長への政策提言にもつながっていきます。
学校経営への参画
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リーダーシップとソーシャル・キャピタル

 組織は、リーダーの器以上には大きくならない。リーダーとしての立場に立った人は、自らのリーダー・シップを磨くことで組織は変革できる。組織が達成していく多くのプロジェクトの成果は、たいへんに複雑な人間関係を巧みに処理する能力を持つリーダーのソーシャル・キャピタルをマネジメントする能力に依存している。
 ソーシャル・キャピタルとは、評価することが難しい概念である。ソーシャル・キャピタルは、直接目に見えるものではない。個人の持つ人的資本のように履歴書に載ることもない。これほど重要なものであるにもかかわらず、ソーシャル・キャピタルとそのマネジメント能力は、人事評価の対象になりにくいものであった。ソーシャル・キャピタルは、「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」を基礎的構成要素としている。物的資本や人的資本と並ぶ新しい概念である。
リーダーシップ①