キャリア・ラダーを確立する。

 キャリア・ラダーの確立は、永年、学校事務職員にとっての課題でした。キャリア・ラダーが確立していないと職務内容の確定やこれに応じた研修の確立もできないのです。行政学上の「job description」の作成もできないことになります。全国の47都道府県、20政令指定都市の各自治体では、多様な採用・人事の仕組みが存在します。この現行法制度の中で学校事務職員の職務内容、とりわけ「学校運営への参画」、これに必要な職能開発研修などは、自治体が違っても共通の課題です。課題克服は、キャリア・ラダーの確立とともにあるのです。
 標準職務表の全国的通知は、永年の悲願です。これもキャリア・ラダーに応じた標準的職務の提示が必要です。佐賀県では、必要な職能開発をグランド・デザインの中で明示しました。学校事務にとっての諸課題は、一連のものです。
キャリア・ラダー

 「キャリア・ラダー Career ladder」
 キャリアアップのためのはしご(ラダー)という意味。仕事を難易度や賃金に応じて複数の職階に細分化する。それぞれの職務内容や必要なスキルを明確にし、下位職から上位職へはしごを上るように着実に移行できるキャリア向上の道筋。
 近年は、病院勤務の事務職員や看護職員のキャリア・ラダーも研究されている。2014年3月号の雑誌「病院」では、病院勤務事務職員の人材開発・キャリアパスが特集されている。
 キャリアについては、「内的キャリア」「外的キャリア」という分け方もできる。
I have a career of thirty-eight years in this field.