リーダーシップとソーシャル・キャピタル

 組織は、リーダーの器以上には大きくならない。リーダーとしての立場に立った人は、自らのリーダー・シップを磨くことで組織は変革できる。組織が達成していく多くのプロジェクトの成果は、たいへんに複雑な人間関係を巧みに処理する能力を持つリーダーのソーシャル・キャピタルをマネジメントする能力に依存している。
 ソーシャル・キャピタルとは、評価することが難しい概念である。ソーシャル・キャピタルは、直接目に見えるものではない。個人の持つ人的資本のように履歴書に載ることもない。これほど重要なものであるにもかかわらず、ソーシャル・キャピタルとそのマネジメント能力は、人事評価の対象になりにくいものであった。ソーシャル・キャピタルは、「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」を基礎的構成要素としている。物的資本や人的資本と並ぶ新しい概念である。
リーダーシップ①